メルマガ34号

「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」 賛同者・呼びかけ人の皆さま
いつも活動をご支援いただき誠にありがとうございます
今回のメルマガは6月26日の講演会の報告です。ぜひご覧ください。

「胸にストンと落ちた」「モヤモヤした感情がクリアに」
~講演会「南西諸島有事を勃発させないために」大好評! 

去る6月26日、ノーモア沖縄戦の会が主催する2022慰霊月間「策動される戦争に抗して 2週連続講演会」の第2回「南西諸島有事を勃発させないために」が開催されました。教育福祉会館の会場には予想を上回る140人あまりの参加者が集まり、南西諸島の軍事強化に対する危機感と関心の高さをうかがわせました。
基調講演で岡田充さん(共同通信客員論説委員)に「軍事大国化とミサイル要塞化―『台湾有事』を煽る狙い」というテーマでお話いただきました。岡田さんは共同通信の台北、香港、モスクワ支局長を歴任し、中国の台湾政策、台湾の中国政策に精通し中国・台湾関係論に詳しいジャーナリストの第一人者です。
講演では、中国脅威論や「台湾有事」が迫っているという国際キャンペーンは米国による「作られた危機」であること、それに日本が同調し日米の軍事一体化と「対中軍事同盟」化が進んでいること、それに日本のメディアや世論も同調し「作られた危機」が現実となる懸念が高まっている現状を明らかにしました。その上で岡田さんは、戦争を避ける「私たちの選択肢」として、外交努力による地域安定の確立、中国敵視政策をやめ、「一つの中国」政策を再確認すべきであること、各国首脳間相互の安全保障対話を進めることーなどを提起しました。岡田さんの慧眼と、緻密な取材に裏付けられた現状分析に参加者からは「モヤモヤしていた感情にクリア」になった、など納得の声が多く寄せられました。

またパネルディスカッションでは新垣邦雄さん(当会発起人)の司会で、当会発起人の与那覇恵子さん、谷山博史さん(日本国際ボランティアセンター顧問)、山城博治さん(当会共同代表)が加わり、さらに議論を深めました。この映像は後日ネットでする予定です。公開期日が決まりましたら、このメルマガホームページ上でご案内いたします。

一人でも多くの方々に参加していただくために、講演会は参加無料です。今後も、企画を定期的に開催していくために、皆様からのカンパをお待ちしております

[感想〜アンケートより]

★貴重で豊富な資料、鋭く、深い世界、社会の見方を提供されて、たいへん参考になり、ありがたかったです。講師及び準備してくださったスタッフの皆さんに感謝申し上げます。大新聞やSNSにまどわされず、市民が冷静に情報を選択し、読みこなしてほしいと願わずにはいられません。

★岡田氏の講演、とてもわかりやすく、これまでモヤモヤしていた感情がクリアになりつつあります。とてもありがたい知識を与えてくださり、深く感謝いたします。与那覇氏、谷山氏からも大切な情報をいただくことができ、この知識を次のステップにつなげていきたい。資料配布してくださり、ありがとうございました。

★ 岡田さんの講演、中国の台湾政策を再確認できました。世界中で戦争をする、あるいは戦争を支援する武器商人アメリカにみごとに武器を購入させられている日本。アメリカに踊らされる日本は戦争ができる国作りに邁進する。武器、武装での防衛は相互エスカレートで終わりがない。不可能である。平和外交しか道はない。

★講演会でしか聞けない情報が得られて参加してよかった。一年足らずで戦争への道が急速に進められていることを聞き、南西諸島が戦場にならないようにするには、国会議事堂がある東京都がミサイルを受ければ、南西諸島の犠牲者は少なくてすむのではないか?日本全体が戦場にならない為の行動を国民1人1人が起こす必要あり、もっと広げていく必要があると認識しました。

★メディアから流れる日米の発言にハァー、何言っているバーッと叫んでばかりいるこの20年間。今日登場の方々の講義ではっきりと論理的に整理されてきました。たいへん勇気を与えられました。谷山氏の戦争リテラシー、本当に大事です。対話プロジェクト希望です。

★ 与那覇恵子先生は新聞の論壇でもするどい指摘で胸のすく思いで読んでいます。アベ政権が本当に日本をくずしたと思っています。谷山さんというすばらしい方が沖縄にいらっしゃることも今回知ることができて心強く思いました。山城さんの最後のお話は熱量もあつくて屈服しない強さを感じました。

文責:瀬戸隆博 

(「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」呼びかけ人)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

以下の注意事項をご確認の上、良識あるコメントにご協力ください

  • コメントをいただいてから掲載まで、お時間をいただくことがございます。
  • 各コメントに対して当会より個別の返信はおこないません。回答を必要とする当会へのお問合せは、お問合せフォームにてお受けいたします。
  • 当会の目的や参加者の交流促進に寄与しないと当会が判断したコメントは、掲載を見送らせていただく場合がございます。
  • 投稿コメントの公開を希望しない場合は、コメントの記入欄にその旨ご記載ください。また、お名前のみ公開を希望しない場合、お名前欄にペンネームをご記入ください。

*