会員のみなさまへ
このたび、会から日、米、中、韓の首脳(元首)へ、島々を戦場にしないことを訴えるために手紙を直接送ることにしました。現在、各国の言語に翻訳の準備をすすめています。この手紙には共同代表、呼びかけ人の名前を併載します。この手紙の送付にあたって、みなさまに呼びかけをいたします。
賛同人の方で、名前を出したいという方はこの掲載の下部にあるコメント欄に「手紙に賛同します。氏名、メールアドレス」とご記入下さい。
また呼びかけ人の方で、今回の手紙に名前を出すことを望まれない方は「名前を外してください。氏名 メールアドレス」と下部にあるコメント欄にご記入ください。
※コメント欄は承認制となっております。お名前の掲載についてのコメントは公開いたしません。
掲載希望及び掲載辞退の締め切りは2022年5月20日までといたします。各国への送付については随時、ホームページ、メルマガでお知らせいたします。
(手紙文の内容)
世界の指導者の皆さま
昨年12月24日の沖縄の新聞報道で、私達の島々が再び戦争の危機に直面していることを知りました。記者の取材を受けた日米政府関係者が、「台湾有事」の際に南西諸島(主に沖縄県)が中国に対する攻撃拠点となると証言したのです。
何故、台湾有事で沖縄が戦争に巻き込まれなければならないのでしょうか。台湾・中国間の紛争が暴力を伴うものになった場合、日米政府が介入し、沖縄から中国を攻撃するというのです。しかし、攻撃拠点となれば、沖縄は中国の反撃対象となり、県民が暮らす生活の場がミサイル攻撃の標的となります。国家間の覇権争いによって、罪なき人々、老いも若きも、男も女も、子供達や赤ん坊も皆、無慈悲に殺害されていくのです。
沖縄本島はアジア・太平洋戦争において、日本で唯一住民を巻き込んだ地上戦の場となり、地獄と呼ばれた沖縄戦で全てが破壊され、県民の4人に1人が命を奪われました。その辛い体験から、絶対に二度と戦争を起こしてはならないという強い思いがあります。しかし、その思いとは裏腹に戦後は米軍占領下に置かれ、強制的に土地を接収され、基地の島となってしまいました。私達は戦争のために存在する基地に反対し、基地なき平和な島を求めてきましたが、平和憲法下の日本に復帰した後もその願いは叶わず、日本の米軍専用施設の70%が沖縄に押し付けられている現状に苦しんでいます。
沖縄には、「ヌチドゥタカラ」(「生命は宝」)という言葉があり、その精神は、平和を希求する強い思いとともに、米国、英国、朝鮮、台湾、日本、沖縄と、沖縄戦で犠牲となったすべての人々の名前を刻銘する「平和の礎」にも示されています。命を尊ぶ平和への思いは、台湾、中国、米国、日本の人々も同じだと思います。台湾紛争は、世界規模の戦争被害を正当化できるものでは決してなく、問題解決は武力ではなく平和外交で行われるべきです。民主主義を標榜するリーダーとして、率先して中国と平和裏な問題解決を模索し交渉していくようお願いいたします。
いまだ77年前の沖縄戦の深い傷から立ち直るための努力を続けている沖縄を、再び戦争の犠牲にすることはどうかやめて下さい。146万人県民が生活している島々を戦場にしないでください。沖縄は中国、台湾どちらの支持も致しません。紛争に何の関係も無い沖縄が戦場となり県民が犠牲となることは、戦争犯罪に相当する行為です。沖縄は日米両政府が想定する対中戦争の前線基地となって犠牲となることを、断固として拒否します!!
※賛同人の方で、名前を出したいという方はコメント欄に「手紙に賛同します。氏名、メールアドレス」とご記入下さい。
※呼びかけ人の方で、今回の手紙に名前を出すことを望まれない方は「名前を外してください。氏名 メールアドレス」とご記入ください。
※コメント欄は承認制となっております。お名前の掲載についてのコメントは公開いたしません。
沖縄戦、米軍統治、現在ある米軍基地、「台湾有事」。本土の人間として、沖縄=”観光地”としてしか見ていない傾向に、平和教育の必要、情報を知ることの必要を痛感しています。