ノーモア沖縄戦の会の共同代表らは22日、県庁に玉城デニー知事を訪ね「沖縄を再び戦場にしないための要請書」を手渡し、知事の対応を求めた。
山城博治共同代表が「ありったけの地獄を集めたと言われる沖縄戦から77年。台湾有事で再び沖縄が戦場とならないよう県知事として対応してほしい」と求めたのに対し、玉城知事は「沖縄が戦場となることは絶対あってはならない」と積極的な対応を約束した。
要請項目は、①台湾有事で南西諸島を米軍の攻撃拠点とする「日米合同作戦計画」の策定中止の表明②合同作戦計画や日米2プラス2(外務・防衛閣僚)協議などの詳細な情報開示の要求③台湾有事、尖閣有事の平和的解決を日米、中国政府、国連、国際社会に働きかけるーことなど6項目。
共同代表の石原昌家氏は「県の主催で沖縄の戦場化に反対する大規模な大会を開催してほしい」、ダグラス・ラミス氏は「平和的な解決のための国際会議を平和の礎など沖縄で開いてほしい」と要望。宮城晴美氏は「戦争体験者の平和への思いを、私たちが共に引き継ごう」と賛同を求めた。
玉城知事は要請項目について「国会や政府の動向を注視し対応していきたい」との考えを示した。
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