メルマガ325号

今回のメルマガは、新しく運営委員になりました神谷美由希さんからの投稿です。神谷さんはこれまでさまざまなフィールドで平和外交の取り組みを行い、多くの人々との交流を重ねてきました。平和を作るためには対話交流することが大切であると強調されています。昨年11月の大分での交流集会にも参加し、大きな手ごたえを感じてきました。その強い意気込みと、平和を作り出すために必要なことについて本稿に寄せていただきました。
ぜひお読みください。

大分交流集会に参加して

ノーモア沖縄戦命どぅ宝の会に入りました神谷美由希と申します。大分集会に参加して、入ることに決めました。色々やれることがありそうだと思いました。特に頑張りたいのは国際連帯です。よろしくお願いします。
 大分の一日目は交流集会でしたが、全国からの報告を聞いて政府は、本当に戦争ができる国に変えていっていることがよく分かりとても怖かったです。沖縄だけではないことがよく分かり、連帯していきたいと思いました。フィールドワークにも参加、住宅地のすぐ近くに弾薬庫があって、そこを攻撃されたら絶対被害にあう場所にありました。なぜそのようなところに、建設するのか信じられないと思いました。
 二日目の平和集会は約500人が集まり賑わっていました。各地の報告や音楽ライブもすごく盛り上がっていました。そしてこの大分の平和集会が、去年の沖縄での11月23日の約一万人集会を参考に企画したと聞いて、自分たちの種まきが広がってきていることにすごく嬉しくそして誇りに思いました。これからも全国をリードする動きをしていきたいと思いました。
 一日目に私が発言した内容もリクエストをいただいたので、2年前から台湾有事に危機感を感じて、始めた平和外交の活動を少し載せます。
活動初期の時に国際政治学者の羽場久美子さんが、「ヨーロッパでは冷戦前に国家と国家ではなく、自治体や環境団体NGOがロシアや東欧諸国を呼んで安全保障の場を作り欧州平和の基礎になっている」と聞いた時、私たち市民にもやれることはある!と勇気をもらいました。
 これまで沖縄に台湾や中国大陸の人たちを呼び沖縄県民と対話するシンポジウムをして登壇や企画運営をしたり、中国大陸に行って平和使節団として伊波洋一国会議員を団長に日本にいた元大使にお会いしたりしてきました。そこでわかったことは、中国大陸の人たちは台湾有事をしようなんて考えてないということです。台湾が独立を宣言したり、外部勢力が干渉しないかぎり武力侵攻はしないと明言しています。だから私たちは日本政府に干渉させないことが重要です。日本人は得る情報が西側に偏っていて、中国大陸からの情報を知る機会がない。
 目は二つあってこそ立体的に全体を見ることができます。今は片側だけが見えてる状態で中国大陸側の情報を得て物事を立体的に見る必要があります。
そして戦争をしたい人たちは相手国を悪魔化すると言います。私たちはその手にのってはいけないと思います。知らないから怖いと思って脅威に感じてしまう傾向があります。
 でも実際対話したら私たちと同じ普通の生活者なんだと思うし歴史的に友好関係を結んできていることもわかったし米軍による性被害を話したら泣きそうになったといってくれる中国大陸の方や中国大陸の同世代の青年に、沖縄の問題を話したら連帯したいと何か僕達に協力できることはありますかと言ってくれたりする。政府が煽る脅威とは真逆の体験をしています。
 私はこれからも、沖縄を世界平和の中心にするべく、中国大陸の人たちや東アジア、世界の人たちと対話交流して連帯し、平和を創っていきたいと思います。
 皆さんも市民レベルでも対話、交流をしていきましょう。そして煽られる脅威に踊らされることなく、軍事費にお金をたくさん使う必要はない!平和外交をやるべきだと堂々と主張していきましょう!

神谷美由希(当会運営委員)

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