メルマガ303号

今回は10月27日に投開票が行われる衆院選挙の立候補予定者に対して、南西諸島軍事強化、ミサイル配備、キーンソードについての賛否を問う公開質問状です。私たちのくらしと生命の安全に直結するこの問題についてどう考えているかを知り、回答を公開して、今回の有権者の判断材料になるようすすめていきます。ぜひご覧ください。

衆院選挙立候補予定者への公開質問状

                  公 開 質 問 状

 沖縄、日本のよりよい方向をめざし、大きな志をもって、国政でその実現へむけ今回の衆院選挙に立候補をされたことに心より敬意を表します。

 私たちノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会は2022年1月に発足しました。思想信条を超えて、「島々を二度と戦場にしない」と一点でつながり、いかなる戦争も沖縄・南西諸島ですることは絶対に認めないことをアピールし、学習会、講演会等の活動をはじめ、ホームページやメールマガジンを通して発信しています。現在県内外の2500名を超える賛同者が集まり、その輪が広がっています。

 2022年12月24日、「南西諸島に攻撃拠点」の見出しが新聞一面を埋め、自衛隊と米軍による台湾有事を想定した日米共同作戦計画が明らかになりました。2023年1月の外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)では日米で「戦略を完全に整合」させ、「共同の能力を強化する」ことが確認され、「国家防衛に必要なあらゆる選択肢を検討する」という日本側の意向も明記されました。「台湾有事」で重要影響事態が認定されると、自衛隊は米軍の後方支援を最優先することになります。「南西諸島の住民を避難させる余裕はまったくない」という自衛隊高級幹部の発言も報道されました。

 また県内外で激化する日米合同軍事演習が拡大し、「同志国」の軍用機、艦船の寄港が相次ぐ中、戦争体験者からも「沖縄戦前夜のようで、再び沖縄が戦場になるのでは」という懸念の声も多く聴くようになりました。私たちは沖縄が戦場になり、県民のくらしと生命、財産が危機にさらされるのではないかと懸念を強めています。

 つきましては、当会は候補者の皆様方に南西諸島をめぐる状況へのご認識についてうかがいます。この結果を有権者へ情報公開することにより、今回の選挙への関心を高め、この問題に対する県民・国民の議論の喚起を進めていきたいと考えています。

 たいへんお手数をおかけいたしますが、別紙の質問一覧への回答のご協力のほどよろしくお願いいたします。たいへん恐縮でございますが、投票日前の10月18日までにご回答いただければ幸いです。

 2024年10月15日

                          ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会

以下についての賛否とその理由をうかがいます。

(1) 沖縄への長射程ミサイル配備について
(2) 自衛隊第15旅団の師団昇格について
(3) 先島(与那国、石垣、宮古)の全住民12万人の九州、山口などへの避難計画について   (4) 沖縄市への弾薬庫建設と米軍嘉手納弾薬庫の自衛隊共同使用について
(5) 那覇空港、石垣港の特定利用指定について
(6) 日米合同軍事演習キーン・ソードについて
(7) 与那国町比川建設計画、樽舞湿地掘削、空港延長計画について

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