「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」 賛同者・呼びかけ人の皆さまいつも活動をご支援いただき誠にありがとうございます。 第23号の今回は発起人の宮城恵美子さんから原稿が届いています。 それでは、ぜひご覧ください。 |
〈沖縄が直面する戦争危機-ウクライナからの教訓〉 18日講演会~沖縄を戦場にしないために何ができるか 「ノーモア沖縄戦命どぅ宝の会」の皆様へのお知らせです。5月15日は「復帰」50年に当たります。この節目の年に私たち「東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会」は「復帰50年特集」の企画講演会を開催することとなりました。年内は奇数月毎に開催する予定です。 1回目は「沖縄が直面する戦争危機―ウクライナからの教訓」というテーマです。この「東アジア共同体・研究会」(略称)の企画者全員が「ノーモア沖縄戦の会」(略称)の会員でもあり、特別に寄稿させていただきました。 今回、会場は那覇市の「てぃるる」、5月18日(水)午後6~8時。参加費は無料(資料代300円)です。内容は、木村朗氏は「沖縄・日本が米中の代理戦争の戦場にならないために」、石原昌家氏は「よみがえる沖縄戦の悪夢」、与那覇恵子氏は「沖縄を戦場にさせない為に何ができるか」と言う各人のテーマです。司会進行は宮城恵美子が行います。 各人発表後にクロス討論を行い、会場からの意見を頂戴する時間があるかどうかは現場判断とさせていただきます。2時間内というタイトな時間帯ですが、中身の濃いものにしたいと思います。 ところで、今年の「5・15」は例年になく集会・講演会等企画が目白おしです。会場はいずれも盛況で活発な意見交換が行われております。まさに復帰50年前の「期待・想い」が踏みにじられ、その想いはより断たれていくことが明らかになっているからではないでしょうか。従来言われている「構造的差別」を超えて、ウチナーンチュへの「迫害」の様相を呈していることを実感させます。「台湾有事は日本有事」「敵基地攻撃能力保有」「防衛費を2倍に」「土地規制法」「警察法改正」「核共有」と政府関係者・政治家の姿勢・原動こそが有害です。米の中国敵視政策を肯定・受容して沖縄・琉球弧を戦場にし、あの沖縄戦以上の凄惨な状況をもたらそうとしています。日米の戦争屋・軍事産業への「戦争特需」をもたらす一方、人の命を犠牲にすることを一顧だにしていません。 現在、ウクライナでは目を覆うような状況が繰り広げられています、しかし「停戦」は遠のき、ウクライナ人の犠牲者を益々増やす長期戦の様相になっています。米はウクライナ国防予算の10倍以上の支援金を渡しています。米国民の血税が使われ、米国軍需産業は株価が上がり「戦争特需」に沸いています。その議論は「5・18」講演会に譲りますが、日本も国税で武器大量購入・大量消費の機会創出をもたらす「戦争特需」を当て込んでいるのでしょうか。日(自衛隊)米軍事基地の共同使用・行動に向け、自衛隊ミサイル部隊は配備が進んでいます。これ等の日米の行為をいかに中止させる方向に転嫁できるかが問われています。共に考えていきたいと思います。 宮城恵美子(東アジア共同体・研究会、「ノーモア沖縄戦命どぅ宝の会」発起人) (企画内容) 沖縄が直面する戦争危機―ウクライナからの教訓 琉球弧の島々では着々と日米両軍の共同使用、共同訓練の場、「軍事要塞化」が始まり、自衛隊配備強化、ミサイル配備が顕在化しています。そしてウクライナ危機に便乗するかのように、敵基地攻撃論、核共有論が出て、とんでもない方向に向かおうとしています。 沖縄を再び戦場にさせない為に私たちは何ができるのか共に考えませんか。 日時:2022年5月18日(水) 午後6~8時 会場:てぃるる(那覇市西町3-11-1)3階、研修室 主催:東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会、 協賛:ISF(独立言論フォーラム)、沖縄(うちなー)自立じんぶんネット。参加費:無料(ただし資料代300円) 基調講演: 木村朗(東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会共同代表、ISF編集長) 演題: 沖縄・日本が米中の代理戦争の戦場にならないために 第1報告者:石原昌家(沖縄国際大学名誉教授) 演題:よみがえる沖縄戦の悪夢 第2報告者:与那覇恵子(東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会共同世話人・元名桜大学教授演題:沖縄を戦場にしないために何ができるか 司 会: 宮城恵美子(東アジア共同体研究会会員、沖縄自立じんぶんネット代表) 〈連絡先〉:宮城(090-1946-6702)駐車場は狭いのでお早めにおいで下さい。 |
今週のピックアップ 現在読谷村の世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアムで「ミサイル基地と読谷村」が開催されています。1943年の日本軍による基地建設から戦後の核ミサイル基地建設まで、収集した写真、資料が紹介されています。「アジア最大の核基地」へ変貌した沖縄を読谷村の戦後を通して振り返る企画です。2022年8月30日まで開催されます。今訪れたい企画です。 |
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